妊娠検査薬はいつから

妊娠検査について調べてみることにしましょう。

妊娠というのは、女性自身でもいつ起こったのかが正確にわかるものではなく、たいていは毎月のあれが来ないなあとなって妊娠検査薬を購入してみるとか、ドラマみたいに、いきなり「ウプッ」っとなって、つわりの症状で病院に行くという人もいるようですが、いずれにしても事後の妊娠検査によって判明するものです。

昔は市販されている妊娠検査薬の精度もさほどよいものではなかったため、あてにならず、産婦人科に受診して妊娠検査をしてもらう人が多かったのですが、現代では市販の判定ツールの精度も上がり、使いやすくなっていることもあって、けっこうな人がまずは市販の検査薬で自己チェックして、陰性、陽性(妊娠の可能性があるという判定)が出てから産婦人科を受診するという風にしているようです。

市販の妊娠検査薬のしくみについて説明しましょう。

市販の判定ツールのほとんどは、女性の尿を使って判定を行います。
女性の体というのは、妊娠をした瞬間からドラスティックな変化が起こります。

おなかの中にもう一つの生命が宿るわけですから、これは当然のことなんですが、その変化のひとつにhCG(human Chorionic Gonadotropin)というホルモンが作られるようになる、ということがあります。
hCGはヒト絨毛性性腺刺激ホルモンといい、赤ちゃんとママとの間にあって、血液を通じて栄養を供給したり、排泄物を体外へと排出するための器官である胎盤から作られます。

これは妊娠するまでは女性の体の中には存在しないホルモンで、卵子が受精して着床(子宮の中にきちんと固定され成長する準備が整うこと)したときから作られはじめます。

そして、妊娠後の最初の月経予定日(実際には妊娠しているため月経が起こることはありませんが)ごろから、尿の中に混じって体外へと排出されるようになるという特徴を持っています。

市販の妊娠検査薬は、このhCGがおしっこに含まれているかどうかを検出することにより、その人が妊娠している可能性があることを表示するということなんですね

こういった特殊なホルモンの存在をチェックするという仕組みですから、市販の妊娠検査で陽性が出た場合は、何らかのかたちで妊娠といえる状態になっていることはほぼ間違いありません。
ただ、それが正常な妊娠かどうか、順調に体内で赤ちゃんが育っているのかどうかということまでは分かりませんので、すみやかに産婦人科を受診しましょう。

また、妊娠しても尿にhCGが含まれるようになるまでの期間は人によって差がありますので、妊娠検査薬で陰性が出たとしても、くるはずの生理がこないということであれば、一度産婦人科をたずねてみることをオススメします。