心理検査

心理検査という言葉はあまりなじみがない人が多くても、心理テストというと、あー、知ってる、という人も多いでしょう。

雑誌などによく掲載されており、テレビなどでも取り上げられることの多い心理テストですが、実際にこれらの心理テストと呼ばれるものは、ほとんどが科学的根拠に基づかない、デッチ上げであることは間違いない事実です。

フロイトの夢分析などでも、抽象化されたシンボルが人間の深層心理を表しているなどとされますが、実際に科学的に調査されたものはほとんどないのが現状です。

ましてや、一般の雑誌やテレビで即興的に作られた心理テストの整合性などないに等しく、特に影響の大きいテレビで、さも科学的な根拠に基づくかのように放送される心理テストに対する批判というのは以前から根強いものがあります。

さて、実際の心理検査と呼ばれるものは、このような心理テストとは明らかに異なるものです。

心理検査の中にもいくつかの種類がありますので、代表的なものをいくつかご紹介したいと思います。

まず、子どもの頃に何かしらのものを受けたことがあるかもしれませんが、発達検査と呼ばれる心理検査があります。
これは、子どもの知能的な発達の度合いを測るための検査です。

主に小学校に入学するまでの幼児を対象にしたものが多いです。
遠城寺式乳幼児分析的発達検査法、津守式乳幼児精神発達診断法など、開発した人の名前が検査名につけられていることが多く、様々な種類のものがあります。
子ども相手ですから、楽しく短時間で行えるような内容のものが多いようです。

また、性格検査というのも心理検査のひとつです。これはその人の性格を知るためのテストで、わざとあいまいな質問、論理的に答えが一つに定められない質問を複数行うことにより、その人の深層心理に潜む性格を導き出すというものになっています。

有名なものとしては、一時期日本でも流行したエゴグラムと呼ばれるものや、ぱっと見ただけでは不規則な模様にしか見えないものから何が見えるかを聞き出すことや、2種類のものに見えるような図形を見て何が見えるのかといったことで性格検査を行うロールシャッハテストといったものがあります。

また、一般的に知能検査と呼ばれているものも、心理検査のひとつです。知能検査には、言語を用いて論理的な思考ができるかどうか、ということを測るA式検査と、言語を用いず、図形や道具などを用いて検査するB式という二種類の検査に大きく分類されます。

このように心理検査といっても様々な検査が存在しているのです。