排卵検査

排卵検査薬というのをご存知でしょうか。
排卵検査薬は、よく妊娠検査薬と混同されがちですが、両者の役割は全く違うものです。

そもそも、女性の体の中でどういったことが起こるのかを理解する必要があります。

女性にはおよそ28日周期で月経が訪れます。いわゆる生理というものですね。

女性の体には、生まれたときから持っている卵巣という器官があり、そこから毎月1個ずつ(稀に複数の場合もありますが)卵子が排出されます。
これはゆっくりと子宮へ下りていき、赤ちゃんを育てるための準備として基礎体温を高めたりして精子との受精の瞬間を待ちます。

しかし、受精できない場合、卵子は外へ排出され、このときに出血を伴う月経が起こるということになります。

さて、この生理という現象には一つのホルモンが関わっています。
それが黄体ホルモンと呼ばれるものです。

このホルモンは生理周期の中で分泌が活発になったり、抑制されたりしています。
そして、黄体ホルモンの分泌がピークに達したとき、排卵が起こるとされています。

通常はピークから1日~1日半程度で排卵が起こるとされており、この期間が最も妊娠の確率が高い期間とされているのです。

一般的に市販されている排卵検査薬は、尿の中に溶け出した黄体ホルモンの量を測定するものです。
排卵検査薬が反応するということは、黄体ホルモンが排卵の引き金になるほど多量に分泌されている、つまり排卵が起こっているか、起こる直前であるということが分かります。

もちろん、このときに子作りをする、というようなことでもよいのですが、そういった直接的な指標とするよりは、排卵検査薬の使用によって、自分の排卵の周期をつかむというのが排卵検査薬の第一の目標といえるでしょう。

女性の一ヶ月の体の変化として、目に見えるものとしては、出血を伴う生理というのがはっきりと見て取れる現象になりますが、これは受精可能性の終わった卵子が外に排出される現象ですので、生理を目安にして子作りということは難しいものでもあります。

月経周期の安定している人であれば、生理の周期を把握して、生理になる前の一定期間が妊娠可能性の大きい期間、いわゆる危険日といった言い方をする人たちもいるようですが、まあそういう期間であるということになりますが、毎月必ず同じ周期になるという人もまた珍しいものです。

そこで基礎体温の変化を測るやり方もありますが、これでも実際に基礎体温が上がって何日目に排卵が行われるのか、ということには個人差があります。そこで、基礎体温の変化と排卵検査薬の反応が現れるまでの時間差をあらかじめ計っておくことで、基礎体温の変化に合わせて計画的な子作りができるようになるのです。